ドッグトレーニング(犬のしつけ)専門施設(箕面市、豊中市、吹田市、池田市、茨木市、北摂、他)。しつけ教室も。

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作成者別アーカイブ: 黒木敬史

黒木敬史

について

ドッグトレーニング専門施設「フィールファン」代表 ドッグトレーナー。
犬の内面や行動などを理解し心理的な部分からの問題の改善、飼い主さまと愛犬とのあいだに良き信頼関係を築くことに強いこだわりを持つ。

しつけの視点で考える幸せな犬・不幸な犬

さっそくですが皆さんはご自分の愛犬の体を自由に触ったり、動かしたりできますか?

 

 

私の周りには人間でいう中高年となり病気やケガなどの治療をしている子達が沢山います。

 

それぞれ少しでも改善するために飼い主さんは必死に努力されています。

 

 

そこで感じるのが、その改善速度や結果をより良いものにするためには獣医師さんの力だけではダメで、飼い主さんの力がかなり重要だという事です。

(むしろ飼い主さんの力の方がよほど重要だと思います)

 

 

いくら腕の良い先生に手術をしてもらっても、術後のケアが適切に出来なければ良い結果に繋がりません。

 

例えば後足になんらかの問題があり手術をすることになったとしましょう。

問題の箇所の外科的処置は飼い主さんには当然出来ませんから獣医師にお願いします。

そしてその後は傷の回復で終わり・・・・・・ではありません。

 

 

その後は『体の機能の回復』が必要なのです。

 

 

上手な先生に手術をして貰ったのにも関わらず、それで全てが解決すると勘違いしていると結局その後の日常生活に支障が残ったままになります。

 

これは先ほど言った機能の回復をしなかったためです。

 

人間でも全く同じですね。

 

なんらかの一時的に機能を失うような手術を行った後はかならずリハビリが待っています。

 

 

体の関節は動かさなければ可動域が狭まります。(動かせる範囲が狭くなったり、動かなくなったりすること)

また筋肉は使わなければ衰え収縮してしまいます。(3~5週間のケージ管理で50%減少すると言われる)

 

 

人間の場合は、以前の生活に戻したいという意志と希望がありますから自力で元に戻す努力ができます。

 

 

では犬の場合はどうでしょうか?

犬は『努力すれば以前のように走り回れるんだ!』とは残念ながら考えられません。

 

犬にとっては不自由な体も生活も含めて現状が全てな訳です。

 

 

ここまでくればもうとっくにお分かりだと思いますが、飼い主さんが自分でその後のリハビリを根気よくしてやる必要があるのです。

 

関節の曲げ伸ばしや制限運動などを獣医師の指導のもと行わなければなりません。

 

 

 

かなり前フリが長くなりましたが、ここで考えなければいけないのは『当り前にそういったことが自分の犬に対して出来るのか?』です。

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Feel Funでは仔犬のパピークラスから色々な触り方の練習や、拘束(リードや抱っこなど)されることに慣らす練習を行います。

 

これは犬にだけ求めることではなく、飼い主さんにこそ求めることだと私は考えています。

 

 

飼い主さんが扱い方を知らなければ、いざという時に上手くできるはずがありません。

 

嫌がって怒る、咬む、といった体を扱われることに対してのしつけをなされていない犬は非常に損をします。

また触り方を知らない飼い主さんも上手くできず辛い思いをされると思います。

 

 

<犬が緊張しているとき飼い主さんが体を触ろうとしたら唸った。>

<何かに夢中になっている時抱き上げようとしたら咬んだ。> など、例をあげればたくさんあります。

これは人間に触られるという行為に対して信頼関係が築けていなことが原因だと言えます。

 

 

結果、生活の質が下がり人と犬の双方が多くの耐えがたいストレスを抱えることになります。

 

 

もちろん、誰にでも好きなように触られなさい。とは言いません。

 

 

突然見知らぬ人に触られて嬉しいと感じるという性格は、よほど日常的に見知らぬ人に触られる経験をしていなければ基本的に難しいと思います。

(もちろん、誰に触られる事も拒まない気質の犬もいますが一般的に見た場合)

 

 

ですからあくまでも最低限、飼い主さんに対してだけは嫌がらないで扱われるように教えるということを幼少期から取り組んで頂きたいと思うのです。

 

 

 

しつけは犬に自由と幸せを与えるためのものです。

 

 

 

触ることができない 散歩ができない 目を離すと何をするか分からない・・・こんな状態では一日中ハウスに入れっぱなしで飼うようになってしまいます。

 

結果お互いに楽しい時間を過ごせませんよね?

 

今は別に困っていないからという理由で仔犬の時にサボると後でツケが回ってきます。

 

 

前の犬はそんなことしなくても良かった・・・本当によく聞く言葉です。

しかし今飼われている犬は前の犬ではありません。

前の犬は偶然にも気質が良く、飼い主さんにとってたまたま都合の良い犬だった、というだけの話だけなのです。

(決してこれまで飼われた犬達を悪く言っているのではありません。今飼われている犬を過去の犬達と比べて否定してやって欲しくないだけなのです)

 

 

ですからそんな偶然に頼り全てを犬のせいにしないで、飼い主さんが積極的に扱えるように取り組んでいきましょう!

 

 

「しつけ」の第一歩、【体を自由に扱えること】

連休2日目(3)

 

 

 

 

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