そこで今日のテーマは「休める場所」ということに絞ってお話していきます。
お家でよく使われているのは≪ケージ≫でしょうか。ケージの中に排泄できる環境が備わっているのも一般的かと思います。まわりが柵になっていてよく見渡せるのが特徴です。
排泄をした時などは気づきやすく、狭すぎないので、お留守番の長いお宅では重宝されますね。
(ここからはクレートトレーニング中のlalaちゃんの写真を合わせて紹介していきます。)
≪クレート≫犬の体より一回りほど大きいものを選ぶのが一般的ですが、全体が囲われていて前側や上側に扉のついたものです。車での移動時などに使うイメージでしょうか?
しかし、意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、犬を預ける機会の多いペットホテルやグルーミング施設ではこのクレートを使用していることが多くあります。
これにはしっかりとした理由があります。
周りがよく見渡せるような形状でなく、少しうす暗く、サイズも大き過ぎず、小さすぎないものは慣れない環境であっても、ある程度安心できることがあります。
※もちろんクレートそのものに、ある程度馴染みがあることが前提です※
逆に言えば、あまり広すぎる環境では犬によって不安によるストレスを感じ、吠えたり、自分の体を噛んだり、または物を破壊したりする問題行動に発展します。
飼い主さんの留守中や他所に預ける際、過剰にストレスがかからないよう、ケージやクレートに慣れておくと安心ですね。
慣れない環境で慣れないクレートやケージに入れられ、出ようとして暴れた結果、歯や爪を傷つけるようなケースは少なくありません。
閉じ込めるのが可愛そうなのは事実です。ですがそれは慣れていないから。安心して休める場所として教えてあげれば問題行動も起こりにくく、留守中や預けた先でもストレスを感じにくくなります。
休める場所として教えていくためには「悪いことをしたから入れる場所」・「閉じこめる場所」であるという考えは捨てましょう。
ただし、イタズラをしそうな犬の場合、飼い主さんの目の届かない時はクレートなどでの管理は必須です。そういった意味でもクレートトレーニングを始めてみましょう!!
POINTは犬に納得させてすすめること。
オヤツで釣ったり ×
無理やり押したり ×
長時間トレーニングしたり ×
扉を閉めて物理的にでれなくしたり ×
犬に考えさせながら行うトレーニングです。長時間は集中が持ちません。
初めての時は数分から始め、良い結果で終われるようにしましょう♪
クレートのPOINTは中で犬が一周まわれるぐらいの大きさ。安定感のあるもの(中に入った時グラつかないもの)タオルなどの敷物があるとよりgood♪です。
今回は初めての挑戦ながら、数分×3回の練習で「ハウス」のコマンドで中に入ってフセして「OK」の合図が出るまで暫く休む。ってとこまでいきました。(要領よすぎ・・・(笑))
lalaちゃんとても優秀です(^v^)でも、最初は3分で頭の運動疲れた~~~ってなりましたよ(~o~)
犬に納得させながら、無理なく様々なトレーニングに向きあいましょう^m^
lalaちゃん、ご協力ありがとう~
ドッグトレーニング(しつけ)専門施設「フィールファン」スタッフ。
動物専門学校を卒業後、犬の美容、ドッグラン、商品販売、生体管理などを併設する複合施設に7年間勤務する。日々様々な犬達と関わり経験や知識を深める。
現在、ドッグデイケア保育、パピー社会化プログラムを中心に家庭犬のしつけに従事する。
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「クレートトレーニング 撮影協力 lala (´‐ω‐')」への4件のフィードバック
柚子ママ
こんにちは~(^o^)
我が家も今これ!が大きな課題です。
クレートトレーニング教えて頂きたいと思っていたところです!
なんだか難しそう、と不安ですが向き合っていかなきゃ、いきたい、と思います。
akiko
柚子ママさん♪
やりましょう!(^^)!クレートと、飛び出し対策!?(笑)
多分、クレートはEasyですよ☆
飛びだしの方が・・・努力がいるかも・・・(笑)
土曜日、お会いできるの楽しみにしてますよ~♪
☆バニママ☆
よく「閉じ込めたら可哀想」と言われる方が多いのですが、色々とやって欲しく無い事に困ってはります。
閉じ込めるではなく=子供に部屋を与えるのと同じ様に安心出来る場所と考えて下さい。
我が家にはバーニーズ3頭居ますが、全員自分の部屋を持ってます♪
独房と悪態をつかれた事もありますが、言われた方宅はシェパ雑種約15頭・・・・・
家の中はシッチャカメッチャカなので「汚い雑居房」と遣り返しました(笑)
子犬の頃から慣らしてあげるとベストだと思ってます♪
黒木敬史
バニママさん。
この閉じ込めるという表現は本当に目線の違いでしかありませんね。
安心できる場所として早期から教えてあげれば、行動の管理を行うのに非常に役立ちます。
ケージフリーでの事故やイタズラは犬の責任ではなく『人間の管理不行き届』ですから、そうならない為にも管理されることにストレスを感じないよう育てることが大切ですね。
なんにつけてもですが仔犬から教えることが本当にベストです(^.^)