いやいやいや!!と思うタイトルでしょうか。(笑)
「コミュニケーションは取らないとダメでしょ~!」と言う声が聞こえてきそうです。
でもですね、コミュニケーションは取るものというよりも
コミュニケーションは感じるものだとも思うのです。
何を言いたいかというと、
コミュニケーションは『一方的に取る』のではなく、
相手の気持ちを『感じながら量る』ことが大切だ
ということなのです。
まぁ結局はそういった気持ちで
『コミュニケーションを取りましょうね』
ということなのですけど^_^;
時にうまく犬と付き合えない人に限って一方的に押し付けたかたちで
コミュニケーションを取ろうとしていることが良くあります。
例えば、怖がっている犬に対して「おいで!いい子ね!」などと言いながら
なんとか来させようとしたり・・・、
ストレスを感じている犬が距離を離れたがっているのに近づこうとしたり・・・、
あきらかに嫌がっているのに苦手な物を近づけたり・・・。
(こっちに来るな!と吠えております。)
よく、
「うちの犬は今どういう気持ちなんでしょうか?」
とレッスン中に聞かれて答えるのですが、
私はアニマルコミュニケ―ターではありませんから残念ながら
テレパシーでは応答できません。
でも、
「この場所は不快な場所らしく、ストレスがいっぱいみたいですよ。」
みたいに気持ちを代弁します。
なぜ答えられるのか?というと全体の様子や動き、
細かなボディランゲージを見ながら判断しているだけです。
犬の気持ちを知るのにそんなに特殊な能力は必要ないと思っています。
なぜなら特別な知識のない飼い主さんであってもご自分の犬の様子を深く観察していれば
そんなに意識していなくても感情を読み取ることはできるからです。
「これ以上やったらきっと咬むだろうな」
「つまらなさそうにしているなぁ」「
嬉しそうだな♪」・・・
いちいち細かいことを考えなくても伝わるものがありますよね。
(嬉しそう♪)
もちろん、さらに細かいことまで知ろうと思うのであればよりじっくりと観察し
性格やクセを知り、その上で犬語(ボディランゲージ)や習性を学ぶ必要があります。
けれども 『基本的な感情』 という部分であれば相手の立場に立って
気持ちを感じようとすれば自然と理解できるはずです。
一緒に暮していれば生活の中でなんとなくであっても犬の気持ちは感じ取っていますよね。
ということであれこれ難しく考えないで一度よーく観察してみてください。
きっといろいろ感じるはずです。
代表 ジョニー
ドッグトレーニング専門施設「フィールファン」代表 ドッグトレーナー。
犬の内面や行動などを理解し心理的な部分からの問題の改善、飼い主さまと愛犬とのあいだに良き信頼関係を築くことに強いこだわりを持つ。
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