先日、夏季休暇を数日取らせて頂きました。
おかげさまで心身ともにリフレッシュできました(^.^)
実は九州の方へ帰郷していたのですが、
場所が特に田舎の方だったせいかほとんど犬を見かけることがありませんでした。
(移動中に動物病院は見かけましたが・・・)
きっとこの地域の面積当たりの犬の頭数はそうとう少ないだろうな・・・
なんて考えながら過ごしていたのですが、
それに加えて、
『こういった環境で暮らす犬たちにとって必要な社会化』と、
『人口過密地域で必要な社会化』
では大きく異なるだろうな、と改めて感じました。
なぜなら、
車の往来が多い道を歩く必要も、
狭い道でたくさんの人や自転車ですれ違わなければいけない状況も、
知らない犬と関わる機会も、
などなど都心と比べて刺激が圧倒的に少ない訳です。
滞在中にある親戚の家に挨拶へ伺った際、
外にある犬舎で柴犬が一頭飼われていました。
気性も穏やかでとっても愛らしい男の子でした。
悩みがあると言っていたので聞いてみると、
「牛の番をさせるために飼っているけど人が来ても全く吠えなくて困っている」
・・・との事。
過度に吠えることがお悩みの方にはうらやましい話かもしれませんが、
犬が人と暮らす環境によって問題となる行動は大きく異なるということですね。
『幼少期から社会化をしましょう!』
このフレーズは大抵の飼い主さんはすでにどこかで
聞いたことがあるかと思いますから、
今さら僕が声高に言うまでもないことなのですが、
『犬とはどこでどのように暮らすのか?』
『共に暮らす上で犬に大して何を望むのか?』
ここを飼い主が理解しておかなければ後々で
「あの時やっておけば良かった・・・」
なんてことになりかねませんね。
例えばカットが必要な犬種を飼うのであれば早い内からトリミングを経験させておく。
トリマーさんに相談して、「今日はここだけカットして下さい」と言うのも一つです。
こうすれば少しずつトリミングに慣らすことができますよ。
【※社会化とは様々な刺激(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚、環境…)
に対して犬がストレスを感じないように慣らすことの意。】
ちなみに犬には“社会化期”と呼ばれる社会化に適した時期があると言われています。
(~生後4カ月齢位まで)
人間の子供が<言葉>や<運動>などをすごい速さで吸収し覚えていくのに対して、
大人になってから新しい事を覚えることのまぁ大変なこと・・・
子供の時にもっといっぱいやっといたら良かった(>_<)
僕自身このように思うことはたくさんありますがそれと同じですね。
ではこの時期にしか慣らすことはできないのか??
というともちろんこの時期を過ぎても慣らすことはできます。
ご想像通り、幼少期と比べると時間が多くかかる可能性があります。
それでも根気よく練習すれば結果につながりますから今からでも始めてみましょう。
・『ご自分の生活環境やライフスタイル』
・『犬の犬種や性格に応じて』
犬にとってのストレスができるだけ少なくなるように、
特に仔犬を迎える前に計画的な社会化を考えて下さいね。
《犬のストレスが減る=飼い主のストレスが減る》
これをぜひ覚えておきましょう(^_-)
PS:
やっぱり田舎は良いですね~。
こんな所だったらたくさん自由にしてやれるのにな~とつくづく思います。
今回の休暇では都会で暮らす犬達が飼い主さんと一緒に楽しく暮らしていくために、
自分には一体何ができるのだろうか、
と改めてじっくり考える貴重な時間を過ごせました。
さあ、しっかり休んだし気合い入れて頑張りまーす!!!
代表 ジョニー
ドッグトレーニング専門施設「フィールファン」代表 ドッグトレーナー。
犬の内面や行動などを理解し心理的な部分からの問題の改善、飼い主さまと愛犬とのあいだに良き信頼関係を築くことに強いこだわりを持つ。
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