こんにちはジョニーです。
涼しくなってきたのはありがたいことですが季節の変わり目は天候も不安定。
涼しいかと思えば、また暑くなり、ある日突然寒くなる・・・(-_-;)
折角の秋ですしできるだけ長く過ごしやすい気候を楽しみたいものですよね。
さて、こと人間の感情も天気や季節と同じでいつも同じとは言えません。
僕も気分の高揚するこ日もあれば落ち込む日もありますし、
時には何も考えずにぼーっと過ごしたいと思う日だってあります。
かく言う犬にも人と同じく感情があり人の感情を本当によく読み取ります。
(犬の能力ってすごいな~と感心することもしばしば)
同じように感情を持ち、お互いにコミュニケーションをはかることができる犬。
そんなコミュニケーション能力に長けた犬にも苦手なことがあります。
それは・・・
“私たちが普段使っているような人間語ではコミュニケーションを取れない”
という点。
要するに、
喜怒哀楽の感情は読み取れてもその理由を
私たちが言葉で説明することはできない
ということ。
感情的になってしまったとき、
「どうしてあなたはそんなことをするの?」
とつい言ってしまったことってありませんか?
人間ですからそのように自分の感情を言葉や態度にすることは自然なことです。
それ自体をイケナイことだと感じる必要はないと思います。
でも悲しいかな犬にはその言葉の意味を完璧に理解することはできないのです。
感情的になった時ほど人間の起こす行動は大胆にも消極的にもなります。
けれども残念ながら犬には正しくそのメッセージは届いてはいません。
突如乱暴になる飼い主・・・
なぜか弱弱しく不安そうな飼い主・・・
妙にイライラした様子や口ぶり・・・
感情は理解できるけれど、なぜそうなのか?
という原因についてまでは理解することはできないのです。
このように普段人間語を使わない彼らとフェアに付き合っていく上で、
“犬には人間の感情を読み取れても
その意味を理解することは難しい”
という事実をいつも忘れないようにしないといけませんね。
PS:
私の尊敬するあるトレーナーの先生に
『感情的になってしまったときはグッとこらえてトレーニングをやめてしまうべき』
と言われたことがあります。
はじめその言葉を聞いたときは感情を犬にぶつけても仕方がないという
“誰かから聞いた話” がすでに頭にあったので、大変失礼ながらも
『はいはい、解ってますよ』 としか思いませんでした。
しかしその時はほどなくして訪れました。
実際に感情的になる出来事が起きてようやくその言葉の意味を実感し、
自分は頭でしか理解していなかったと反省したことを覚えています。
それくらい、普段頭で分かっている当たり前のことでもいざというとき
自分自身をコントロールすることは難しいことです。
ですから頭で理解した上で、感情に任せてしまった時にそれを実感し
自分をコントロールするすべを日々学ぶしかありません。
慣れるまでは意識し続ける必要のある大切なことですね。
PPS:
感情に身を任せないためには感情が高ぶる状況を飼い主自身が理解しなくてはなりません。
その際、どのように対処や予防ができるか?を考えるクセをつけることで
自分をコントロールしやすくなります。
失敗を落ち込むのではなく次に起きた場合はどうするべきか?
と自身に問いかけ、そのために起こすべき行動を事前に考えることで
いざという時に焦って感情的にならずに済むのです。
犬に対して感情的になってしまうシチュエーションは大抵が
『予想していなかった事が起きたとき』 です。
ですから愛犬の過去の情報を利用して、
『予め想定し準備をしておくこと』が冷静でいられるポイントです( ˘ω˘ )
代表 ジョニー
ドッグトレーニング専門施設「フィールファン」代表 ドッグトレーナー。
犬の内面や行動などを理解し心理的な部分からの問題の改善、飼い主さまと愛犬とのあいだに良き信頼関係を築くことに強いこだわりを持つ。
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