サークルで落ち着いた表情のリコちゃん
今日終了した、フレンチブルドッグ、リコちゃん、♀です。
来客に対して咬んだという事で相談を受けトレーニングへ。
実際にこの目で見てみないと状況が分からないので家に伺い、散歩、ハウス内での様子、フリーで放されている時の様子…など色々とチェックしました。
結局この子の問題は恐怖心と興奮で、何人かを咬んだというシチュエーションも心理的に追い詰められた事が原因でした。
(まぁたいてい咬む行動を取る犬は不安や恐怖心を持っているものですが。)
こういう問題の犬を力ずくでどうこうしようとしても絶対に上手くいきません。
強引に力で抑えつけようとすれば逆に攻撃性を引きだしてしまう結果になります。
しっかりと興奮を抑え、恐怖心を減らす環境の整備と具体的な技術指導。
これが問題を解決する為には必要でしたから、オーナーさんにはそういう内容での指導を行いました。
ちなみオスワリ・フセ・マテ・ツケなどは一切教えていません。
自然とそう振る舞うようなアプローチはしていますが、俗に言う服従訓練的な事は行う必要がなかったので。
共に上手く暮らしていく為に何が必要か?を考えると、必要な接し方と環境の設定が見えてきます。
初めてお伺いした時は、サークルの中で吠えて暴れて、全く休めずにいました。
でも今ではかなり落ち着いていられるようになり、散歩での子供やボールなど動くものに対する反応も一切なくなりました。
穏やかな生活を送って、健康で長生きして欲しいと願っています。(^.^)
ポイントを忘れずにこれからも頑張って下さいね~!
ドッグトレーニング専門施設「フィールファン」代表 ドッグトレーナー。
犬の内面や行動などを理解し心理的な部分からの問題の改善、飼い主さまと愛犬とのあいだに良き信頼関係を築くことに強いこだわりを持つ。
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