こういった話題は今も昔も変わりませんね。
『この道具は虐待である』とか『この道具は使ってはいけない』とか。
≪画像はプロングカラー≫
≪画像はチェーンカラ―≫
あえて誤解を恐れずに言いますと私はどんな道具も使います。
一般に使用するべきではない、虐待だ、と言われるような道具もです。
もちろん、『使用する明確な目的』と『使用するのに必要な技術を持っている』ことが使用条件であることは言うまでもありませんが。
いちいちこの道具はどうこうといった説明はあえて省かせて頂きますが、そもそも道具そのものが悪なのでしょうか??
私はそんなはずはないと思っています。
道具はあくまでも道具であり使用する人間が適切に使用すれば問題はないのです。
ではなぜ、問題として取りざたされることが多いのでしょうか?
単純なことですが、結局は未熟な者が誤った使いかたをするから問題となるのです。
上記のプロングカラーで言えば、これを係留時に使用したり、べらぼうな力で引いたり、適切な位置やサイズ調整をしていなかったり、タイミングが不適切であったり・・・。
全部使用する人間側の責任です。
例えば包丁なんかが良い例です。
私みたいに知識も経験もないものが使うとたかが知れていますが(苦笑)、使う方の技量によっては芸術的なくらいですよね。
プロでなくても使い方を理解し日々練習(というよりも使用)していると自然と上手くなります。
包丁を料理以外の目的や用途で使用するから危険なのです。
(これが拳銃ともなるとそもそも殺傷が目的ですから使用者うんぬん以前の問題で全く意味が違いますね。)
さらに色々な料理を作るために、色々な作り方を調べ、色々な食材を用意し、色々な種類の道具を活用し、一つの料理できあがるのです。
この過程はある意味しつけにも似ています。
道具を選ぶときはまず身体的な問題の有無を知る必要があります。
(例えば気管に問題があればチョークカラーはもちろん、首輪さえも使えないかもしれません)
それから厳選し目的にあった道具を選ぶのです。
何となく世間で悪い道具と言われているから・・・、見た目が可愛いい・・・、人に勧められたから・・・といった人間目線からだけで道具は選ぶべきではありません。
まずは犬に合っていること、そして飼い主が実際に使いこなせるもの、を選びましょう。
包丁の話がありましたが、犬に使用する道具も犬に合っていないケースや、未熟な使い方では当然ながら虐待となり得ます。
どれだけ犬に優しく負担なく考えられ作られた道具も、そもそもハードに見える道具も全て等しく同じです。
だからこそ飼い主さんへの使用と目的の指導は必須なのです。
そう考えると、適切な指導もなく売られていることもある意味問題ですね。
犬のこと、飼い方、生活環境、道具の使い方や種類、全部が犬と楽しく暮らしていくためにもぜひ飼い主さんには知っておいて頂きたい事ですね。
≪一般的な首輪≫
≪胴輪(ハーネス)≫
≪ジェントルリーダー≫
≪チョークカラー≫
≪ハーフチョーク≫
本当に色々種類がありますね~。
さすがに全部は載せられませんから割愛しますが、まだまだ犬具はいっぱいあります。
そういえば 時々この道具でないとしつけは出来ない的な言い方をされている方を見たりします。
私としては「??」って感じです。
ハーネスでないとダメ??
チェーンカラーでないとダメ??
ヘッドカラ-でないとダメ??
そもそも○○でないとダメみたいなのは意味が分かりませんね。
道具に絶対にこれでないとダメみたいなのは存在しませんよ。
なぜなら、犬の性格・抱えている問題・環境・飼い主とのマッチング・・・どれ一つとっても全く同じなんてありえません。
この色々な組み合わせを見た上で使用する道具や方法を考えるのが私の仕事ですから。
同じように見えて道具もそれぞれ使い方や目的が違うんですよ。
道具の犬との相性と使い方が分からないという方は、ぜひFeelFunへ学びにいらしてください。
きちんとお教え致しますので。
ということで今回は道具について少し考えてみました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
代表ジョニー
ドッグトレーニング専門施設「フィールファン」代表 ドッグトレーナー。
犬の内面や行動などを理解し心理的な部分からの問題の改善、飼い主さまと愛犬とのあいだに良き信頼関係を築くことに強いこだわりを持つ。
記事の内容はいかがだったでしょうか?この記事にご興味がございましたら、ぜひシェアくださいませ!
Facebookをご利用の場合は以下からコメントをどうぞ!