こんにちはジョニーです。
暖かい(何なら暑い??)日が増えてきました(*_*;
できればもうしばらくは愛犬と一緒に屋外で過ごしやすい季節であって欲しい所ですね。
さて、今回はトレーニングにおける評価について皆さんと一緒に考えたいと思います。
しつけをされる時に皆さんは普段、進み具合の評価ってどうされているでしょうか?
もしかするとこの視点を忘れているかもしれませんよ…。
何らかのことに対して取り組んでいるこのような感情を
抱くことがあるかと思います。
なんとなく上手くいっていないな・・・
少しずつだが上手くいっているな・・・
こんな風にです。
でも上記のような感想だけでははっきり言って
どちらの結果に対しても自信を持てないはずです。
その理由はいたって簡単です。
感覚的にとらえがちの方はなんとなくで判断しているからです。
だから自信や確信をもつことが難しくなってしまうのです。
それを回避するために改めて “これ” を意識しましょう!
それは、
『計測して数字で表してみること』
です。
例えば、
「ハウスに入ると吠えてしまう犬」
がいたとしましょう。
この犬に対して感想を言葉にすると、
・しばらく吠え続けたのち静かになる。
・徐々に良くなってきているように思う。
・長く吠える時と短い時がある。
このようになりますよね。
ではこれを計測してみるとどうでしょうか。
・しばらく吠えたのち静かになる
→ 3分ほど吠えたのち静かになる(計測初日)
・徐々に良くなってきているように思う(継続的に計測)
→ 計測から1日目:3分
→ 計測から2日目:3分
→ 計測から3日目:1分20秒
→ 計測から4日目:2分10秒
・
・
・
→ 計測から20日後:0秒
・長く吠える時と短い時がある
→ 散歩の時間と吠える時間を並べてみる
(運動との因果関係)
→ ハウスへ入れるタイミングや留守番の時間を時系列で比較してみる
(飼い主との生活リズムの因果関係)
いかがでしょうか?
漠然としている部分がクリアになりますよね。
例えば行動によっては時間で計測する以外に
回数で計測することもできます。
10回のうち7回は成功で、失敗をするときはこの状況の時が多い…。
こうやって理解するとどこに問題があるのか見つけやすくなります。
また、変にモヤモヤして落ち込んだりすることも少なくなります。
別に愛犬のすべての行動を計測しましょうという意味ではありませんが、
少なくとも改善したい問題に対しては感情的な視点だけで判断せず、
客観的に判断する視点を持ってみてくださいね!
PS:
すぐには変化が見られないことは当然あります。
しつけや社会化トレーニングは早ければ数日、数週間で大きく変化することもあります。
しかし、ことによっては数ヶ月、数年という時間が必要なこともあります。
ですから評価基準の中にこれを追記しておいてください。
・シャイ(怖がり)
・本能的な衝動
これらは基本的に『変化に時間がかかるもの』になります。
ぜひこれも覚えておいてくださいね。
代表 ジョニー
ドッグトレーニング専門施設「フィールファン」代表 ドッグトレーナー。
犬の内面や行動などを理解し心理的な部分からの問題の改善、飼い主さまと愛犬とのあいだに良き信頼関係を築くことに強いこだわりを持つ。
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