昔と比べて現在の家庭犬のライフスタイルは多種多様になりました。
そのため、人間の犬に対する要望が増え、飼い主それぞれのライフスタイルに合った『しつけ』が必要となったのです。
そもそも問題行動とは、犬と飼い主であるオーナーとの関係や、犬がオーナーの要望を正しく理解出来ていない事、また、生まれ持った性質、過去の経験などが原因で起こります。
とはいえ元来犬にとっては自然な行動も、人間社会では不都合な行動である事が多いのです。
それぞれのケースに合わせ、仔犬には人間社会に適応するために必要な経験を、共に暮らす上で必要なマナーやルールを、すでに問題を抱えている犬には個々の改善を、これがしつけなのです。
年を取ったから、まだ若いから、そういう犬種だから、などと諦めるのではなく、どのようにすべきかを『教え』、互いが互いを受け入れる事が本当の犬との良い関係ではないでしょうか?
『しつけ』を行うのに年齢は関係ありません。
お互いが歩み寄り、より良い関係を築き、本当の家族として共に楽しい生活を送るためにも、今すぐ『しつけ』を始めましょう!!
過去の経験から言っても、トレーナーがしつけの全てを行いオーナーの元へと返してもその通りに犬がマナー良く過ごせる訳では全くありません。
犬とは感情を持った動物でありロボットでも機械でもありません。
学んだマナーやルールはあくまでもそれを指導した人間との間に築かれるものであり、知っているからといって誰に対してでもそう振る舞うものではないのです。
これが良く言われる『犬との関係』というもので、ただ単にどこかへ預けて訓練を行ってもオーナーと犬との間に良き関係が出来ていない場合は結局また元通りになるのです。
当然ですが、私たち人間も同じで、友人、先輩、後輩、取引先の相手、先生…などなどそれぞれの立場や個々との関係によって、振る舞いや言動は全く異なります。
さらに、知っているマナーやルールも相手によっては使う使わないが変わりますよね。
すなわち自分自身で犬との関係を作らずに他人にしつけの全てを任せても、犬から本当の信頼は得られないという事です。
当方ではオーナー自身にしつけ方、接し方を直に学んで頂く事を最も重要だと考えております。
≪徹底したオーナーへの指導≫≪オーナー自身が理解し、納得出来るまでとことん教える≫がFeelFunのこだわりです。
犬との良い関係を真剣に作りたいとお考えのオーナーに全力でお手伝いする事が私の仕事であり生き甲斐なのです。
大まかな考え方として・・・
考え方(1)
まずは人間が求めている行動を理解させたり慣らす事から始め、 人と犬双方の引き出しを増やします。
その際、『人が求めている行動の理解』や『犬の受け入れる体制』が得られるまでは学習のきっかけとして、フード、おもちゃ、リード 、トレーニングカラー等を使いながら様々な事を教えていきます。
考え方(2)
人と犬との間に通じ合うものが出来てきたらリードやフードをなくしてもコントロール出来るよう練習します。
このように最初から全てを押しつけるのではなく行動の理解や受け入れる体制が得られた時点でこちらの求める事をマナーやルールとして守らせていきます。
これら、フード、おもちゃ、リード、カラーはあくまでも道具のひとつでしかありません。
絶対に使ってはいけないものではないですし、実際に行動の理解を得る際には使う必要があるケースもあります。
ただしせっかく理解させた行動も、フードがもらえるから、おもちゃで遊んでくれるから・・・これ らの物を貰う為だけの動機では犬との本当の良い関係が出来たと言える訳ではありません。
なぜならこれは人から犬に対しての『お願い』や『ごまかし』となる事となり、これだけではきちんと関係作りが出来たと言えないのです。
理解をさせる事と、ルールとして守らせる事は全く違うのです。
大切な事は『理解させた行動』をオーナーと犬との間でごく当り前のルールとして、『自然とお互いが振舞う』事なのです。
当然犬だけが理解していてもオーナーが理解していなければお互いに振舞う事ができませんしその逆もまたしかり。
だからこそ、オーナー自身の手でしつけを行う事が重要なのです。
ドッグトレーニング専門施設「フィールファン」代表 ドッグトレーナー。
犬の内面や行動などを理解し心理的な部分からの問題の改善、飼い主さまと愛犬とのあいだに良き信頼関係を築くことに強いこだわりを持つ。
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