Feel Funジョニーです。
徐々に暖かくなってきた今日この頃ですね。
同時に花粉の季節も到来(T_T)
去年は結構マシだったので今年も期待したいところですが・・・どうなることやら・・・。
さて、先日トレーナーの友人と会っていた時の話。
「ほんと困ってるんですよー。って言っている飼い主さんに限って
“わざわざ問題が起こる環境”でどうにかしようとしてるよね」
という話題になりました。
なぜそんな話題になったかというと、
「問題を改善したいという相談を受けた時にまずなにから取り掛かるか?」
というような話から、
「たいていは生活環境(飼い方)の見直しからかな」
という結論にいたったからです。
例えばハウスの中で要求吠えがひどいから改善したいという相談があったとします。
そこでまず普段の生活スケジュールを確認します。
そうすると一日のほとんどの時間をハウスで過ごし、
さらに小型犬種だからと散歩へもほとんど連れて行ったことがない
ということが発覚・・・。
いやいや、そりゃ吠えますよ・・・と。
結果毎日散歩へ連れていくことで改善することができるといった感じです。
ここでハウスで吠えないようにトレーニングすることを安易に選択してしまうと
犬にとってより多くのストレスを与える結果となり問題解決も難しくなります。
インターネットなどで調べても上手くいかない理由がここにありますね。
他に例を上げると留守番中に台所をあさって困るなどの問題。
留守中ですから基本的に飼い主は介入できません。
そうなると、
・留守番の前には台所の生ごみは必ずフタつきのゴミ箱に処理しておく
・台所に簡易ゲートを設ける
・留守番中はハウスで管理する
などの生活環境を見直せば良いのです。
あえてフリーで留守番させ、台所へも入り放題、生ゴミもそのまま・・・
そんな、
「お好きにどうぞ!」
な環境でどうにかしようとするほうがどうかと思います。
ここまで単純な事例ばかりではありませんが、
【環境を変えずにわざわざ負け勝負を挑もうとするのは
余程でない限り改善するのは難しい】
ということですね。
上手くいかないとイライラがつのり結局のところ
『誰トク?』にしかなりません。
ということで、上手くいかない要因の一つとして
“問題を解決しようとしている環境”
という部分からまず考えるようにしましょう。
うちの子の問題には当てはまらないと思ったそこの飼い主さん・・・
意外と当てはまりますよ。(笑)
PS:
考え方次第でいくらでも対応をすることができる環境設定。
ちなみに物理的に問題が起きないようにしているだけで
『根本的にその行動をしなくなるわけではない』
ということはお忘れなく。
ですから問題の種類や飼い主さんの生活様式によっては
トレーニングで解決することも選択します。
大切なのは、
『どちらか一方が正しいといった偏った考え方』
をしないこと。
ポイントはいかに “無駄” な労力を使わずに
お互いがストレスの少ない生活を送ることができるだろうか?
と考えることです(^_-)
自分がコントロールできる部分はトレーニングし、
自分がコントロールできない部分は環境を整える、
このように考えるときっと上手くいきますよ(*^^)v
代表ジョニー