しつけは「ある年齢」を過ぎたらもう無理?

私の仕事は、『人と犬とが共に幸せに暮らしていくためのお手伝いをすること』だと思っています。

 

犬に関わる仕事と一言に言ってもその幅はかなり広く、様々な使役犬の訓練からショードッグ、保護活動・・・その他全てが犬に関わる仕事です。

 

それぞれがそれぞれに特色を持っている訳なのですが、時にその犬の年齢でしつけを断られるといった経緯でFeel Funへ相談に来られる方がおられます。

 

詳しく聞いてみると、〇ヶ月・〇歳を過ぎているからもう無理だと言われたようです。(例えば生後6ヶ月とか8ヶ月。または1歳とか3歳。)

 

確かに柔軟な時期にしつけ、トレーニングを行う方が圧倒的に結果を出しやすく、問題が激化する前に予防と対処を行えますから早いにこしたことはありません

 

けれども〇ヶ月・〇歳を過ぎたからといってしつけることが一切できないというのは全く理解できません。

問題がすでに起きているので色々と難しいから?もしくは単に時間と労力をかけたくないから?理由は解りませんが実際にある話なのです。

 

これが例えばドッグスポーツなどの犬にとって負荷の大きい作業であればうなずけます。

10歳近くの犬にアジリティの様なスポーツを一から教えるのはさすがに厳しいですよね。(肉体的な負担を考えて)

 

でも一緒に暮らす上で必要なしつけであれば、年齢的なものは関係ありません。

ただし、老犬などは体調の面などから求められることに限りがある可能性も大いにありますし、妥協する必要がある場合もあります。

 

けれどもしつけを行うことは可能です。

 

ようはその犬と飼い主さんとの間で歩み寄り、上手にバランスをとれるような提案ができれば全く不可能ではありません。

 

犬のしつけを行うというのは決してオスワリやフセ・マテを教えることだけではありません。

そういった「行動」をしつけに用いることはあっても、それだけを教えることがゴールになる訳ではないのです。

 

生活環境や日々の接し方などもふまえ、バランスを取りながら進めていかなければなりません。

 

犬との暮らしはいつからでも変えることができます。

 

年齢に関係なくできることから始めれば良いのです。

IMG_8176(熟睡…Zzz サリーちゃん)

 

ジョニー