しつけトレーニングの終わりはいつ?

 

こんにちはジョニーです。

 

春らしい気持ちが良い天気の日が増えてきましたね。

 

さて、このブログを読まれている方の大半は、

犬を飼われていて、一度や二度は愛犬のしつけで悩んだことがある飼い主さん、

かと思います。

 

そして、

ネットや本でやり方を調べる…

しつけ教室へ行く…

訓練施設に預ける…

でも中々上手くいかない…

こんな経験があるかもしれません。

 

そこで私からの簡単なアドバイス。

 

ご自分にこのように質問してみてください。

 

『ちゃんと日常生活に落とし込めてる?』

 

これだけです。

 

 

しつけが上手くいかない理由はケースにより様々ですが、

特に多いと感じるのが

“行動を教えて終わりになってしまっている飼い主さん”

の存在。

 

仮に様々な行動を教えたとしてもその教えた行動を普段使わなければ

せっかく教えた意味がありませんからね。

 

 

とはいえ、

日常生活をしている環境と異なる場所でトレーニングを行った場合、

いざ実践しようとしても全然上手くいかない・・・

ということが往々にしてあります。

 

なぜでしょうか?

 

理由は簡単で

犬も人も環境が変わると違和感がある

からです。

 

毎日目標に向かい努力し続けているオリンピック選手ですら

いざ大会となると普段通りのパフォーマンスができなくなるのですから

当然と言えば当然です。

 

 

ではどのようにすれば環境に大きく左右されないですむでしょうか。

そのためのヒントとしてこの手順を覚えておいてください。

 

①邪魔するもののない落ち着いた環境で習ったことを再現する

・・・教室で習ったことを、自宅、静かな近所の公園などでトレーニングする

 

②邪魔するものがある環境で習ったことを再現する

・・・教室で習ったことを、大きな音がする場所、知らない犬がいる公園、

人が多くいる所などでトレーニングする

 

 

この2つだけです。

 

トレーニングは繰り返すことで初めて高い再現性を保てるようになります。

そして続けていくことで習慣となり、よほど特殊な行動でない限り

【トレーニング不要】となるのです。

 

大切なことなのでもう一度言いますね。

【繰り返すことで習慣化すればトレーニングは不要になる】

(することが当たり前になる)

のです。

 

日常に落とし込み習慣にするためには

“習ったこと” を “環境を変えて”

再現しなければなりません。

そして再現性を高めるためには先ほどの手順でトレーニングすれば良い

ということなのです。

 

教室で習ったからしつけは終わりではなく、

普段でもできるようになったからしつけは終わりなのです。

 

 

 

PS:

そもそも 『習ったことをそのまますぐにできるはずがない』

という意識を飼い主さんは持つべきです。

私も含め、慣れないことを一度や二度くらい教わっただけで

完全に再現などできるはずはありません。

ですから、それが当たり前だと受け入れてしまえばご自身も愛犬も

無駄に責めることがなくなるはずです。

 

トレーニングというとすごく大変なものとしてとらえる方も多いですが、

「そういえばこんな環境ではオスワリを指示したことがないな。

指示を出してみよう。」

「周囲の刺激が強いのかいつものようにはできないな。

レベルを一旦下げて簡単な指示にしてみよう。」

こんな感じで日々少しずつやればOKです。

 

もしそれでも再現できない場合は、トレーニングの手法が合っていない、

トレーニングのステップが難しすぎる、環境の変化による刺激が強すぎる、

などの問題があります。

問題によってはご自分の力だけでは難しいこともあるかもしれません。

そんな時は一人で悩まず専門家にご相談なさってくださいね。

 

 

 

 

代表 ジョニー